ME Superの分解 その6
          組み立て

後は組み立てて終わりですが、その前に本体の各部のモルトを交換しておきます、裏蓋が入る部分の
上側のモルトは剥がすだけにしておき、完成後に貼り付けた方がいいでしょう。



組み付けは基本的に分解の逆なので細かい説明は省略しますが、写真の部品を忘れずにセットしましょう。

私が良く忘れるからです。
シャッターユニットが組み付け終わったら写真の部分を左に回してシャッターをチャージした状態にしておきます。

注意:シャッターはチャージした状態、ミラーBOXはチャージしていない状態でないと組みつけが出来ません、ミラーBOXのチャージ方法は”ME-F分解の巻”をご覧下さい
写真のようにミラーBOXが少し、5mmくらい上になるようにして組み付け、
下に下ろすようにしてミラーBOXのチャージレバーを噛み合わせます。
無理がないか確かめながら組み付けます、力はいりませんよ。
アイピース両側のネジ部にはスペーサーが入ることを忘れないで下さい。
組み付けた後、電線が所定の位置に見えることを確認しておきましょう。
フィルムカウンターダイヤルをセットします、裏側から見た状態を写真のようにセットし、2個のスプリングが外を向くような状態で…
レバーが写真の状態になるように組み付け、ネジを締めます、この時同時にカウンターインジケーターの位置も合わせておきましょう。
スプリングを分解前の位置にセットします。
詳しくはMEカウンター組み立て解説をご覧下さい。
    
電線を元通りにハンダ付けしましょう。
この写真では見にくいですが、この部分の透明テープは必ず貼ります。
貼らないとマニュアルの操作不良を起こします。
底面のモルトも新しくします。
ワインダーコネクターの電線をハンダ付けし、電線がはみ出ないようにテープで押さえます、スコッチメンディングテープなどの劣化しにくいテープを使いましょう。
巻き戻しボタンのスリーブを入れますが、そのままでは下まで入りません、右の写真のレバーをピンセットなどで右に動かすと入ります。
ワインダーコネクターシートをセットします、後は底蓋をネジ止めすれば
底部は完了です。
軍艦部をかぶせます、シャッターダイヤルはAUTOにしておき、乗せた状態でそっと押さえながら一度Bまで回し、再度AUTOに戻すと入ります、入ったらしっかり押さえていないとすぐまた外れますから気をつけましょう。

後は6本のネジを締めます、それぞれ大きさ形が違うものもありますので注意します。
後一息ですね、ここからは組み立てと逆にすれば大丈夫です、革(ビニールレザーですけど)は両面テープで貼るのが簡単です、貼りなおしも簡単だし、今時のカメラは皆両面テープですから、無闇に接着剤使うとプラスティックだから溶けるしね。

両面テープは100円コーナーで売っている ”透明フィルムで出来ている強力タイプ” がお勧めです
剥がすとき綺麗にはがれますよ。