minolta SRT101



シャッター:機械式横走布幕シャッター
シャッタースピード:B,1〜1/1000秒
露出:TTL反射光式開放測光、追針方式
マウント:SRバヨネットマウント 
レンズ:MCロッコールPF F1.4 58ミリ
発売年:1966年
発売時価格:52,500円(55,300円と言う話もある、本当のところは???)

分解組み立て難易度10段階評価
 6
糸巻き地獄

2005/4/17追記分はこちら

ミノルタの一眼レフは以前から気になっていたのです、中古が安いので、貧乏人の私のでも買えそうなのがゴロゴロしてますからね。

このSRT101の発売はPENTAXで言うとSPとSLの間に位置します、ちょうどS2がSPに切り替わったようにSR7からこのSRT101になりました。

分解してみると手を抜いていないすばらしい作りです、品質管理は当時からしっかりしていたのですね、驚きました。

TTL開放測光はSPと同じですが、こちらは2分割測光で、なかなか評判もいいようです、実際私も試写をしましたが良い感じでした。
糸巻きグルグル、出来れば分解はしたくないもんだ。
なんて思っていたら不注意でネジを内部に落としてしまい、ここまで分解する羽目になってしまった。



2005/4/17追記

ヤフオクを覗いていたらSRT101のジャンクが出ていたのです、露出計の糸が切れているというもので、タムロンのレンズが付いて2,000円でした、これってアダプトール2のマウントだけの値段より安いので思わず入札したらそのまま落札してしまいました、最近こんな調子で増えていきます(^^ゞ。
さて、やってきたSRT101!分解してみると…
ややや、これって糸がありません、きっと分解して修理しないで糸取っちゃったんですね、同じ長さにして巻きなおそうと思ったのに、それは出来ないようです、またしてもカットアンドトライですね。
糸はレース用を使いました、ちょっと伸びるかも知れないですが、まあなんとか使えるでしょう。
絞り連動の糸はここから通します。
こちらはシャッタースピード連動用の糸。
同じくシャッターダイヤル部です。
長さは前回分解した時の写真を見ながら、レンズを外してシャッタースピードダイヤルを外した時にプーリーの角度がが同じ位置に来るように何度も架け替えながら調整しました、初めてだったら治せなかったですね(^^ゞ。

糸の長さは絞り連動側が195mm、シャッタースピードダイヤル側が235mmにしました、でもシャッタースピードダイヤル側は少し短かったかもしれません、もう2〜3mm長いほうが良かったかな、まあ調整可能範囲なんですけどね。
ついでにコンデンサーレンズの清掃をしました。

ペンタプリズムは二本のネジで押さえているだけなので簡単に外れます。
シャッタースピードの数字が見にくいですね。
クレヨンを刷り込んで、余分なハミダシは拭き取ります。
綺麗になりました、意外にこれでも持ちますよ。

このカメラの糸巻は結構面倒です、でも今回は何度も巻きなおしたので、すっかり覚えちゃいましたから、次回はまったく苦労しないでしょうね。

 



写真をクリックすると試写が見られます。