はじめに

  はじめまして、このサイトを管理する”トム”といいます。
このサイトはMEに魅せられた管理人が、老後寝たきりのMEたちが再び日の目を見るための手助けになればと始めました、特別な工具なしに修理が出来ることを目指して解説していきます、したがってカメラ本来の性能を追求するような修理を解説する予定はありません、それはカメラ修理の専門家におまかせするべきだと思うからです、皆さんの慣れ親しんだMEの老後を寝たきりでなく、散歩が出来るようにリハビリすることが私の願いです。

  解説の内容は全て私が個人的に修理をしてきて覚えたことです、正式なマニュアルより詳しい部分もありますが、マニュアルに基づいているわけでもありません、前記の理由からあえて数値的な表記もしていません、ですからおかしなこともあるかもしれませんが、そこは笑ってお許しください、また、それぞれの解説はまだまだ書き足りない部分も多いです、技術的にも素人が最初から簡単に出来るものではありません、ハンダ付けなどは十分に練習するなどして手早く作業できるようになっていなければいけません、安易に分解してしまわず、時間をかけて修理してください。
 また、ここで紹介したカメラは数あるバージョンの内の一機種でしかありません、配線や、ネジの位置、組み付け方が同じとは限りません、各自が分解しながらメモをとるなどしてください。

  全く電子工作などの経験の無い方がこのホームページをご覧になって、自分でも出来ると勘違いしないで下さい、相応の技術と経験が必要な部分も多々あります、実際に分解修理され、たとえどのような結果になっても責任は取れませんし、質問等も答えられない場合もあると思います、個人修理はあくまで個人の責任で実施してください。

   一人でも多くの人が再び元気になったMEたちと再会できることを願っています。


 修理をはじめる前に次のものを準備しましょう。

1、覚悟
  
 
ひょっとしたら本当のジャンク品にしてしまうかもしれないので。

2、道具
   専用のTOOLでなくても大丈夫ですが、この写真にあるものぐらいは準備しましょう。
はんだゴテは30W程度の比較的先の細いものものを使ってください、間違っても60Wなんていうのは使わないように。




 

お金があって、カメラ専用TOOLを買える人はカニ目レンチなんか買うのも良いです
ね、でも私も持っているんですが使っていません、用途に合わせて先端を交換してたら
時間ばかりかかってしまうし、それに意外に使いにくいです、ですから写真のように10
0円ショップで購入したラジオペンチを加工して使っています、100円ショップの工具は焼
きが入っていない場合が多いのでヤスリで簡単に加工出来ますし、失敗しても
100円ですからね、うまく作ると専用工具より使いやすいですよ。

3、場所
バラバラのMEが雨露や、かわいい天使(悪魔か?)たちをしのいで一夜を過ごせる場所。

4、その他の小物
このほかに、交換用のモルト(こちらこちらで買えます)と革の張直しに使う両面テープは必要です。

 古くなったモルトを落とすためのクリーナー、私は落書き落としを使っていますが、製品によってはプラスチックを痛めるので注意が必要です。

 メモ用紙は必須です、必ず配線等を記録しながら外しましょう、当サイトの情報が全てではありません、色々なバージョンがあることを心得ましょう。

あと、綿棒やペーパータオルなんかも準備しておくと便利です。


 修理する上での注意

ネジは締めすぎると壊れることを忘れずに!特に巻き上げレバーの飾りネジは真鍮なので簡単に壊れます。
             経験者 (;_;)

シャッター幕、スクリーンは絶対に素手で触ってはいけません、出来れば常に手袋をしましょう、薄手の綿手袋に指サックをすると作業がしやすいです。

電池は抜いておきましょう、ショートするととんでもないことになりますよ。

寝不足や、お酒を一杯やりながら分解しないこと、ネジの締め忘れなど、とんでもないことが起こります。

もし部品を紛失したら、とにかく探すこと、カメラの中に入っていたら大変です。