FUJICA G690


レンズ交換可能距離計連動式カメラ
フィルム:120(8枚撮り)、220(16枚撮り)、大名刺判シートフィルム使用可能
フィルム送り:巻上げレバー2回巻上げ 
ピント調整:二重像合致式連動距離計
ファインダー:採光式ブライトフレーム、パララクス自動補正
露出制御: マニュアル
発売: 1968年10月

このカメラ、写りには定評があるらしいが、とにかくデカイ!+重い (^^ゞ
そう、ブロニカS2より重いかな?少なくとも大きさはブリニカより大きいでしょうね、ちょっとこのカメラで街中のスナップ撮影は勇気が要るなあ(爆)。

でもまあとりあえず治して使ってみましょうかね(^^ゞ

このカメラ、レンズシャッター式なのにフォーカルプレーンシャッターのように布幕がある、これがまたレンズシャッター式なのにレンズの交換が出来るからで、レンズを外した際にフィルムの感光を防ぐためにある遮光幕なんですね、この幕のリボンがなぜかフォーカスフレームにはみ出しています、これじゃ写りに影響あるでしょ(爆)
フロントボードを外してみると、でっかいモルトが待っていた(^^ゞ、これがベトベト、交換しなくちゃ、参ったな。
巻き上げも時々戻らなくなる、原因は中央のスプリングの掛かっているレバーが変形しているためだった、修正して問題なく戻るようになった。
遮光幕を巻き上げる機構。

中央上の真鍮部品は幕が閉じた状態でないとレンズが外れないようにロックするためのもの。
幕のリボンは相当痛んでいた。

リボンの先端、軸に巻きつけた部分に幕の切れ端を挟んで接着していた、これは幕をリボン側に巻いた時、巻く量が足りなくて調整したものと思われる、それがずれて真っ直ぐに巻けなくなったために、リボンがフォーカスフレームにはみ出したようだ。
幕も竿の部分にヒビが見えるので交換することにした。

オリジナルは幕とリボンが一体型だが、同じ構造にすると手持ちの幕がPENTAX SPの幕交換が二台出来るほど無駄になるので、リボンは別構造とした。

遮光幕とフロントボードの組みつけが終わった、残るはファインダーと巻き上げ、フィルムカウンターを組み付けてトップカバーを被せて終わり。
このダイヤル、何だと思ったらロールフィルムとシートフィルムの切り替えらしい、S側にするとフィルム巻上げせずにシャッターだけがチャージされ、切れるようになる。

右のダイヤルが遮光幕を閉じるためのダイヤル。
遮光幕を開く時は中央に見えるつまみを写真上方向に引っ張ると、右のダイヤルのロックが外れて幕が開く。
この時、幕が閉じた状態ではシャッターが切れないし、開いた状態ではレンズは外れない。

写真は幕が開いた状態である。
遮光幕が閉じた状態。
遮光幕が開いた状態。
レンズはこんな感じで外れる。

故障の状態を確認した時に、「遮光幕の交換?」という言葉が脳裏を過ぎった、これはちょっと手強いかも、しばらく放置しておこうかな、なんて思ったりして(爆)
しかし、分解してみると、このカメラはとても修理の楽なカメラである、トップカバーの内は大きく分けてファインダー、巻き上げ、カウンターに分かれており、それぞれは3本のネジを外せば簡単に外れる。
また、ファインダは組み付け後に無限遠の確認をしたが、まったく狂っていなかった、組み付け精度も高そうである、

しかし、このカメラ、出番は少ないでしょうね(爆)