Zorki-1 Type−E




35mmレンジファインダーカメラ
布幕式横走りフォーカルプレーンシャッター
1/500〜1秒
レンズ:INDUSTAR-22 5cmF3.5


先日niccaの修理をした時に、その構造に大いに感動して思わずバルナックライカの虜(爆)になってしまったのですが、そんな話をJFCの掲示板に書き込んでいたら、同じバルナックライカのコピーでもロシア製のコピーは作りが悪いって話がありました。
軸なんかガタガタだし、平行も出ていないし、巻き上げは重くて手が痛くなるっていう話でしたが、しっかり整備すれば結構操作性は良くなるっていうことでした、そう言われると無性にロシアンライカが欲しくなってしまいました、本当にしっかり整備すれば操作感の良いカメラになるのでしょうか?

そんなわけでヤフオクでZorki1を落札してしまいました(爆)、で、やはり噂通りに巻き上げもシャッターレリースも粘りまくっています、こりゃ手が痛くなるよね。

同じバルナック系でもniccaとは結構構造が違います、まあライカだって色々ありますから当然ですね。

幕はまだ使えそうでもあります、悩むところですが、今回はしっかり整備したいので交換しましょう。
低速制御系がないので本当にシンプルです、これだけでシャッタースピードを制御しているんですから驚きです。
この辺のギヤはグリースが粘土のように固まっています、これじゃあ巻上げが重くなるのも無理は無いですね。
外せるところは出来るだけ外して固まったグリースをベンジンで綺麗に落としてやります。
レンジファインダーもついでに分解して掃除しました、でもここは出来れば分解しないほうが良いです、調整が面倒ですからね。
巻き上げ軸はしっかり洗浄して新しいグリースを塗って、必要と思われるところに注油してやりました。
幕も新しくして、残すは組み立て調整だけです。
分解してみると噂通りで、軸はガタガタ、ネジの精度も悪くて馬鹿になっていたり、噛付いて緩まないところもありましたが、整備して組み立てが終わってみると、巻き上げシャッターレリーズがとても軽くなりました、シャッター速度も問題ないようです、実用十分ですね、ライカなんて要らないかなって感じです(嘘付け(笑))。
でもね、その後でniccaを操作してみると巻き上げはスルスルー、シャッターはパシャって感じで切れるんですよ、どう調整してもniccaには適わない、改めてniccaの凄さを実感しました、ライカはこれより良いのだろうか?ちょっと疑問符です。いずれライカの幕交換をして確認してみたいですね(本気かな?笑)

それにしてもしっかり整備したZorki 1!これがまた良いなあ、本当ですよ(爆)
 


写真をクリックすると試写が見られます。