Petri R.F




レンズ: C.Orikon 1:3.5 f=7.5cm
シャッタースピード:B 1〜1/200秒
距離計内臓(非連動式)
フォーマット:6×4.5
高さ、幅、厚さ:103×119×93mm
(折りたたみ時厚さ43mm)
発売:1952年
発売価格:?

 友人(ducaさん)から親父のカメラだが、治らないかな?と修理を頼まれたのですが、お父さんが発売当初に購入したそうで、思い入れもあるようなので快くお受けした。

 症状は、シャッタースピードが低速の時に開きっぱなしになるのと、セルフタイマーが時々止まりながら動くということだった、ファインダーもゴミがあって見づらいし、二重像もハッキリしない。

レンズシャッターの動作不良は、古い油と埃が悪さをしている場合が殆どなので、レンズを外してベンジン浴が一番手っ取り早い。
丸ごとベンジンに漬けてジャブジャブ洗ったら黄色い油と埃がドドッ〜と出てきた、こういうのは気分がいいです(笑)

しかし結局低速の動作不良は治らず、ガバナーを外して調整、これで気持ちよく動くようになった。
次はトップカバーを外してファインダーの掃除です。
いやー、シンプルですね!距離計内臓ですが、非連動なので最低限のものしかありません。
右のダイヤルは距離計用のダイヤルで、回すとハーフミラーが微妙に回転します。
距離計用のミラーですが、まるで曇りガラスですね、これじゃ二重像は見えないでしょう。
ここはピカール(金属磨き)を使って磨きましたが、磨きすぎればガラスになってしまいますので注意が必要です。
これでなんとか実用になりそうです。
こちらはハーフミラーですが、汚れを拭いたら素ガラスになってしまいました(^^ゞ
こちらは車のウインドウに貼るミラーフィルムを貼り付けました。
ホームセンターなどでは色々な種類のフィルムがありますが、ハーフミラーに使うには透明性が必要なのでサンプルで確認したほうが良いですね、安物では見にくくなってしまうようなので、そこそこ値段の高いもののほうが良いようです。
組み立てて完了です。
レンズは後玉にカビがあったので清掃しました、若干跡が残りましたが、影響は少ないでしょう。
修理が終わったので、さっそく試写に出かけました。
しかしこのカメラ、撮影は大変です、フィルムを巻き上げて、露出を測り、シャッタースピードと絞りをセットし、距離計で距離を測り、レンズの距離をあわせ、シャッターをチャージし、構図を決めてシャッターを切ります、この動作の繰り返しですから昔のカメラは大変ですね、どうしてもフィルム巻上げとシャッターチャージ、距離計とピント合わせが連動していないので、多重露光とピンボケ写真のオンパレードになってしまいます。
 


写真をクリックすると試写が見られます。